REPAINTランタンの再塗装

おもしろ塗装工房は各種製品のリペイント・再塗装を承ります。

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お客様の要望

今使用してるランタンを(スバル車用 02C WRブルーマイカ 1)にて再塗装してほしい。
  • ■ランタンの再塗装 NO.1  2014/2/28

    お客様から、今使用しているランタンを、「WRブルーマイカ 1」というカラーにしてほしいとのこと。

    本体2個 傘1個のご依頼です。

    • 写真1
    モスグリーンっぽい色ですね!

    今日からスタートです。
  • ■ランタンの再塗装 NO.2  2014/3/3

    今日は、剥離剤にて塗膜の剥離作業を進めます。

    • 写真1
    まずはマスキング塗ってはいけない場所をマスキングテープ(18mm)でマスキングしていきます。(写真2)

    • 写真2
    こんな感じで剥離剤に漬けて塗膜がふやけたらワイヤーブラシや布ペーパーで研磨して塗膜を剥がしていきます。
    綺麗に剥離できました (写真3)

    塗膜がなかなか剥がれない場合は、剥離剤を染み込ませたウエス等を素材に巻いてしばらく置いておくと塗膜がふやけやすくなります。
    個人でリペイントを行う方は、参考になさってください。

    • 写真3

    • 写真4
    傘部分は剥離剤を使用しても剥離できませんでした。
    これは多分ですが、フッ素コーティングなどを施しているかもしれませんね!
    なので、傘部分は#400の布ペーパーにて足付け作業から進めます。
  • ■ランタンの再塗装 NO.3  2014/3/5

    先日塗膜の剥離作業を行ったので
    今日はウレタンサフェーサーを吹きたいと思います。

    ウレタンサフェーサーを吹くには今回3つ意味があります。


    1つ目は、塗装後の素材錆防止です。
    素材に直接ウレタンカラーを吹いてしまうと、素材にもよりますが半年から1年程度で素材から錆が湧いて、塗膜が凸凹してくることがあります。
    (ザビ止効果がある)

    2つ目は後のウレタンカラーの色目を安定させるという意味もあります。
    たとえば、ウレタンのイエローを直接素材に吹いた場合と、ウレタンサフェーサーを吹いた後に吹いた時とでは

    仕上がりの色目が違ってくるという事です。

    (カラーの安定)

    3つ目は、下地(素材の)凸凹をウレタンサフェーサーによって平らにするという意味もあります。
    ちょっとした擦り傷があった場合はウレタンサフェーサーを吹くことによって傷が分かりづらくなります。
    (下地処理)

    • 写真1
    という事で、ウレエタンサフェーサーを主液50ml作ります。 10(主液):1(硬化剤):7(薄め液冬用)

    主液50ml:硬化剤5ml:薄め液冬用35ml 合計量90ml作りました。

    • 写真2

    • 写真3
    これを濾し紙にて濾していきます。
    これは塗料の中に含まれる樹脂分や沈殿物を取り除く役目があります。 (写真3)
    特に沈殿しやすい成分のある塗料には、濾し紙で濾した方がよと思います。

    • 写真4

    • 写真5

    • 写真6
    使用スプレーガン:明治FーZERO Type T
    まずは傘から吹いていきます。吹き残しが無いかしっかりと確認しながら吹いていきます。(写真4)

    その後タンクも吹いていきます。(写真5・6)

    今日はここまで。
  • ■ランタンの再塗装 NO.4  2014/3/7

    今日は調色カラーの塗装です。

    まずは先日吹いたウレタンサフェーサーの研磨です。(写真1)

    • 写真1

    • 写真2

    • 写真3
    2日ほど乾燥室にて強制乾燥させたので#600布ペーパーにて軽く足付け程度に研磨します。
    写真2・3

    メーカーに依頼していた、「WRブルーマイカ 1」ウレタン調色が届いたので
    10(主液):1(硬化剤):7(薄め液)の混合比で吹きたいと思います。

    • 写真4

    • 写真5

    • 写真6

    • 写真7
    足付けしたので、チリ・ホコリをエアーで払ったのち、明治FM2−G0.5(平吹きタイプ)にて
    吹いていきます。(写真5・6)

    傘部分は裏側から表へ。タンクは底部分から表へ吹いていきます。(写真6・7)
  • ■ランタンの再塗装 NO.5  2014/3/10

    今日はランタンに奥行きを出すために、ウレタンクリアーを吹きたいと思います。

    ウレタンクリアー吹きの意味は、2つあり
    一つは塗膜のコーティングの意味と仕上がりの奥行かさを出すためでもあります。

    • 写真1

    • 写真2
    ウレタンクリアーを10:1:7の混合比で吹きたいと思います。
    主液は50ml:硬化剤5ml:薄め液35ml 合計90mlにて吹いていきます。
    写真1

    使用スプレーガン:明治FM2−G0.5(平吹きタイプ)

    • 写真3
    垂れない程度にたっぷりを吹いていきます。
    写真3

    傘1個・ボディー2個を上記量で吹くことができました。
  • ■ランタンの再塗装 NO.6  2014/3/13

    今日は朝から雨が降っています。

    塗装屋にとって、雨は大敵。
    湿度が80%以上超えたら、塗装は避けた方が良いでしょう。

    湿度80%超えるとなぜNGか?って

    一般的に有機溶剤の入った塗料を80%以上の湿度で吹くと、カブリ現象を起こしてしまうからです。
    カブリ現象とは、高い湿度によって塗装後に白く白濁したような現象になること。
    綺麗に吹いた塗膜が白く濁ってしまったら、泣いちゃいますよね!

    今は、湿度75%ぐらいなので、何とか塗装は可能な範囲です。

    てなわけで、湿度がもっと上がる前に2回目のクリアーを吹きます。

    吹き方は前回と同じ3/10日を参考にしてください。

    • 写真1

    • 写真2
    #1000耐水ペーパーで研磨していきます。写真2

    • 写真3

    • 写真4
    明治FM2−G0.5(平吹きタイプ)にてウレタンクリアーを吹いていきます。(混合比も前回と同じです)
    垂らさないようにたっぷりと・・・
    写真3・4

    これにて最終塗装は終わりです。
    じっくり乾燥させて磨いて終了となります。

    完成まで間近!!
  • ■ランタンの再塗装 NO.7  2014/3/26

    出張やら風邪を引いてしまったりと
    更新がだいぶ遅れてしまったことお詫び申し上げます。

    まだ,体も完ぺきではありませんが、早急にUPさせていただきます。

    今日は、磨き作業に取り掛かります。(写真1) ブツを#2000耐水ペーパーで研磨した後磨き作業に取り掛かります。

    • 写真1

    • 写真2
    磨き作業ですが、専用のバフ機を使って、磨いていきます。(写真2)
    まずはコンパウンド「中目」にて磨きその後「艶だし」にて磨いていきます。
    バフ機が無い場合ウエスにコンパウンドを染み込ませ磨いていってもOKです。

    • 写真3
    完成〜〜〜
    ランタン「WRブルーマイカ」のカラーにて塗装いたしました。

    イイ感じに仕上がりました!

    ○○様
    大変お待たせいたしました。
    UPまでお時間が掛かってしまい申し訳ございませんでした。

    このランタンで、素晴らしいキャンプを楽しんんでいただけたら幸いです。