REPAINT自転車フレームの再塗装

おもしろ塗装工房は各種製品のリペイント・再塗装を承ります。

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お客様の要望

昔、乗っていた自転車を、改めて再生したい。マジョーラマッターホルン希望。
  • ■自転車フレーム再塗装 塗装NO.1  2009/6/9

    自転車のフレーム塗装依頼です。

    昔、乗っていた自転車を再生しようと、考えていたそうです。
    フレーム塗装をご自分でやろうとしたそうですが、
    塗装は無理だと判断、
    弊社に依頼することになったそうです。納得です。(^^)

    フレームのトップコートはお客様がご自分で剥離し、
    写真左の状態でお持ちいただきました。それにしても綺麗に剥離しているな〜
    剥離に相当時間が掛かったんだろうな〜
    フレームを見ると、苦労した様子が伺えます・・・^_^;

    確かにリペイントは剥離作業が大変なんですよ

    今回は、下地が金属ということもあり、剥離剤を使ってトップコートを剥離できますが、
    木製品などは、剥離剤は使えないので、サンダーなどで少しずつ剥離していくのですよ!

    家具の話は置いといて、

    まずは、 今日からリペイントスタートです。
    お楽しみに!

    • フレームとフォークの2点の塗装です。


    • 素材はクロムモリブデン鋼、鉄と同様、錆が出やすい素材なのでバッチり錆止めをしないとね!
  • ■自転車フレーム再塗装 塗装NO.2  2009/6/17

    フレームの洗浄からスタートです。
    まずは洗浄液アセトンをウエスに染込ませ
    フレーム全体に付いている油脂分を拭いて行きます。

    まずは、ウレタンサフェーサーを吹いて行きます。
    ウレタンサフェーサーは防錆鋼板やアルミ鋼板に対する密着性・耐ブリスター性に優れた塗料なので、車やオートバイなどの下地剤に優れています。
    10(主液):1(硬化剤):15(薄め液冬用)
    今回は濃度を抑え気味に希釈しています。
    (肌重視です)


    • 同様くフォークも吹いて行きます。
  • ■自転車フレーム再塗装 塗装NO.3  2009/6/26

    ウレタンサフェーサーを吹いた後、
    数日乾燥させ下地を吹くためのペーパーあてです。
    (写真左上)#1000で軽くブツ取り程度で・・・

    マジョーラマッターホルンを吹くためには下地をホワイトで吹く必要があります。

    というわけで、ウレタンホワイトでフレーム・フォークを吹いて行きます。
    10(主液):1(硬化剤):10(薄め液)の混合比です。
    今の時期は、気温が25度以上になる場合があります、そんなときは、乾燥を遅くさせるため
    夏用の薄め液を使います。
    特に今回のような、複雑な形状になると、吹くにも時間が掛かるため、なるべく乾燥を遅くして、塗料が馴染むようなセッティングで行っています。
    スプレーガンはFM2−G0.5口径平吹きタイプを使っています。
    ウレタンホワイトの場合主液100mlで写真左のフレームとフォークは吹けました。

    • ペーパーあて#1000

    • 下地ウレタンホワイト吹き


    • 同様フレームもムラなく吹いて行きます。
  • ■自転車フレーム再塗装 塗装NO.4  2009/7/10

    ウレタンホワイトを吹いた後、じっくり乾燥させマジョーラ吹きに入ります。

    マジョーラマッターホルン原液を約3倍〜4倍に希釈して
    FM2−G0.5にてカラーリングしていきます。

    いいね〜マジョーラは何度見ても綺麗だね!
    (写真左中央)

    マッターホルンはベースをホワイトを吹いた後
    カラーリングをしていきます。とっても上品な質感に仕上がります。(写真右上)
    写真ではマジョーラの良さを写真に収めることはできませんが実際はとっても品のよい色目になっています。

    さ〜次は最終工程クリヤー吹きです。

    最終工程はウレタンクリヤーを吹いて行きます。
    10(主液):1(硬化剤):7(薄め液夏用)
    特に今の時期は、気温が20度以上あり、フレームを吹くのに時間が掛かるため、できるだけ乾燥の遅い薄め液を使うことによって、スプレーガンから出るミストを馴染ませるようにします。
    また、最初に吹いた部分は乾き始めているため、
    何度も吹き重ねしているうちに、鮫肌のような仕上がりになってしまうのです。
    私たちプロでも、このような形状のパーツは難しいですね!

    <今日の塗装の注意点>
    1.マジョーラは小さな口径0.5前後のスプレーガンかエアブラシで吹くのがよいでしょう。
    2.ウレタンクリヤーガン口径は1.0以上がベスト
    (たっぷり塗料が乗るので一気に吹きつけできるから)
    3.クリヤーを希釈する薄め液は「夏用」の乾燥が遅いタイプを選択する。(吹き肌を良くするため)
    4.吹き方をあらかじめ頭の中でイメージして一気(スピーディー)に仕上げていくこと。
    (吹き肌をよくするため・鮫肌防止)

    以上が今日の塗装キーポイントとなります。

    • 完成間近です!
      マジョーラ吹き中

    • 写真でマジョーラ表現できないのが残念


    • ウレタンクリヤー吹き

    • こんなによい艶が出ました(^^)
  • ■自転車フレーム再塗装 塗装NO.5  2009/7/16

    1回目のウレタンクリヤーを乾燥させた後、
    2回目のクリヤーを吹く前に、ブツやホコリのチェックです。
    #1000で軽く足付けをしたのち、ウレタンクリヤー2回目吹きです。(写真左上)

    いいっす!深みのあるいい艶が出ています。

    フレームも下から上からムラなく吹いて行きます。(写真左下)

    フォーク同様ウレタンクリヤーを2回吹いて行きます。


    今日は、もったいぶってここまで!!

    • 次回完成です。
      奥行きを出すために2回クリヤー吹き中

    • フレームもこんな感じ。

    • フォークも良い艶が出ました。
  • ■自転車フレーム再塗装 塗装NO.6 2009/7/23

    完成〜

    フレームをバフ磨きしています。
    手が見えないぐらいに磨いています。(笑) (写真左上)

    すべての部分に磨きを掛けて感性となります。
    (写真右上)

    いや〜毎日わくわくしながら塗装させていただきました。
    マジョーラマッター本自体の色目は分かっていただけに
    完成がとっても楽しみでした。
    私がイメージしたとおり、最高の塗装になりました。(^^)v

    マッターホルンは白ベースになるため、写真写りでは
    イメージしていただけにくいのですが、
    撮り方の角度によっては、少しですが分かります。
    (写真参考)

    しっとりとした、上品な色目です。
    いいですね〜

    ○○さま 大変お待たせいたしました。

    • 磨き中


    • 完成〜

    • マッターホルンのブルーがいい感じです。