REPAINTバイク タンク塗装(グラデーション)
おもしろ塗装工房は各種製品のリペイント・再塗装を承ります。お申込みはこちらから
※電話でのリペイント見積もり依頼は、受け付けておりません。
お客様の要望
グラデーションの感じは、イエローとグリーンでお願いしたい。(写真・イメージ図あり)-
■バイク タンク塗装 NO.1 2013/11/20
バイクのタンクの塗装依頼です。
トップコートの剥離はお客様の方でお願いしていただけるという事で
タンクの下地からのスタートです。
写真1
写真2
タンクが錆びてるぞ!写真2
という事で急遽、錆取りからスタートです。
写真3
ここで、綺麗になったところですぐにウレタンサフェーサーを吹きたいと思います。
一日置いてしまうと、また錆がすぐに発生してしまうので
とりあえず、ウレタンサフェーサーを吹きたいと思います。
ウレタンサフェーサーは、防錆鋼板やアルミ鋼板に対する密着性・耐ブリスター性に優れたサフェーサーなので
錆も防止してくれる優れもの。
写真4
写真5
10(主液):1(硬化剤):7(薄め液冬用)
混合合計量 180mlでタンク一つ吹けました。
使用スプレーガン:明治FーZERO Type T にて吹いていきます。
このスプレーガンは下地からトップコートまで綺麗に吹ける優れものなので一台持っていると、とっても便利だとお思います。
明治FーZERO Type T は微粒子で塗膜の表面がとっても綺麗に仕上がり
おまけに低圧ガンという特徴もあるため、コンプレッサーの圧も節約できます。
写真6
とりあえずこの作業で錆は抑えることができたので、次の作業まで少々時間をいただきます。 -
■バイク タンク塗装 NO.2 2013/12/2
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■バイク タンク塗装 NO.3 2013/12/4
今日はグラデーションの一色目イエローを吹きたいと思います。
写真1
指定の色に調色したイエローです。
ウレタンカラーはカラーどうし混ぜ合わせることが可能なので
少しずつカラーを混ぜ合わせ希望のイエローに近づけます。
最近お問合せで、「エナメル」って何?
という問い合わせがあります。
「エナメル」とは私たちの業界では、塗りつぶしのカラーのことを意味しています。
たとえば車の塗装であったり、素地が見えない塗料のことをエナメルと言っています。
ウレタンカラー 100ml硬化剤10ml薄め液冬用70ml 10:1:7
合計180mlの混合量で吹いていきます。(写真1)
使用スプレーガン:明治FーZERO Type T
このスプレーガンは、新霧化方式をさらに進化せ、低圧力での安定した塗膜を確保できます。
明治機械の最新・最強スプレーガンなので、プロはもちろん素人の方でも扱いやすいのが特徴です。
写真2
写真3
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■バイク タンク塗装 NO.4 2013/12/9
ウレタンイエローを吹きじっくり乾燥させたので、今日はマスキングを行いたいと思います。
写真1
写真2
写真3
さ〜そして今度はグリーンの調色です。
工程NO.3でも述べたように、ウレタンカラーどうし混ぜ合わせ調色することも可能なので、
ウレタングリーンをベースにホワイト・イエロー少々混ぜ合わせ希望の色に調色していきます。
写真4
今日はここまで・・・ -
■バイク タンク塗装 NO.5 2013/12/10
マスキングを行ったので、今度はグリーン部分の塗装を行います。
グリーンはウレタンカラー同士混ぜ合わせることが可能なので
絵の具感覚で調色するのもおもしろいです。
意外と思ったカラー以外の良いカラーに調色できりたりするものです。
今回はお客様の調色なのでしっかりとデーターを取って、同じカラーが調色できるようにフォローしています。
写真1
写真2
以上の混合比で吹いていきます(写真1)
使用スプレーガン:明治FーZERO Type T を使用しています。
写真3
完全乾燥してからマスキングを外すと、塗膜の段差が目立ってしまうため、完全に塗料が固まる前に
マスキングを外していきます。(写真3)
今日はここまで。 -
■バイク タンク塗装 NO.6 2013/12/11
昨日、一日ウレタンカラーを乾燥させたので
今日はグラデーションを行いたいと思います。
この作業はとっても気を使う作業です。
お客さまからいただいたイメージ図を参考に、グラデーションしていきたいと思います。
ここは、工房長である私が担当します。
責任重大です。
写真1
写真2
今回の重要ポイントはは二つ
一つ目はスプレーガンです。
今回はグラデーションを行うという事なので、繊細な塗装を行えるよう
明治FM2−G0.5(平吹きタイプ)を使用しているという点です。
エアブラシでは細かすぎ・・・また1.3口径レベルのスプレーガンでは微妙な調整は難しい・・・
という事で、今回は、微妙なパターン・塗布量を調整できるとFM2−G0.5(平吹きタイプ)を選択しています。
二つ目は、希釈(混合比)です。
今回グラデーションに使うウレタンカラーですが本来は 10(主液):1(硬化剤):7(薄め液)の混合比で行っていますが
今回は希釈を多くすることによって、グラデーション部分を自然に演出できるようにするため
10(主液):1(硬化剤):15(薄め液冬用)で薄めの混合比で行っているという点です。
上記内容に注意して今回はグラデーションしています。
写真3
写真4
ほら! イイ感じでしょ?
一緒に送っていただいた、イメージ図のようにグラデーションができました。
神経を使い果たしたので、今日はここまでにしたいと思います。 -
■バイク タンク塗装 NO.7 2013/12/13
前回グラデーションを行い、乾燥させましたので、今日はウレタンクリアーを吹きたいと思います。
この作業は色止めの意味も含んでいるので
まずは軽く吹きます。
ウレタンクリアー 主液100mlで十分です。
10(主液):1(硬化剤):7(薄め液冬用)の混合比 合計180mlの量で吹いていきます。
少々余りすぎちゃった・・・(^_^;)
写真1
使用スプレーガン:明治FーZERO Type T を使用しています。 -
■バイク タンク塗装 NO.8 2013/12/17
今日は2液性ウレタンクリヤー2回目を塗装したいと思います。
写真1
写真2
写真3
この足付け作業は次のウレタン塗料の密着をよくすることと、前回吹いたクリヤに付着したブツ・ホコリを取る意味もあります。
写真2のように艶が無くなるまで研磨していきます。(写真2)
その後主液50ml:硬化剤5ml:薄め液冬25ml の混合比で作ったウレタンクリヤーを
明治FーZERO Type Tにて吹いていきます。
タンクのみの塗装なら主液50mlあれば吹けます。
この時重要なのは、今の時期静電気が発生しやすいので、足付けは耐水ペーパーで行い。
クリアーを吹く前にしっかりとチリ・ホコリを取り除くことが重量です。
スプレーガンのハンドルを半押しにしてエアーのみでしっかりと手でホコリやチリを吹き飛ばしていきます。
スプレーガンの調整は
ガンの後側についている「塗料調整つまみ」にて調整していきます。
一番搾ったところから一回転半開いた所で吹くのが一番綺麗に吹ける目安となります。
これはあくまでも弊社ウレタンクリヤ10:1タイプと明治FーZERO Type Tを使った時の調整になります。 -
■バイク タンク塗装 NO.9 2013/12/25
今日は2液性ウレタンクリヤー3回目を吹きたいと思います。
これが最終工程となります。
NO8 での工程をもう一度繰り返します。
これは塗膜の厚みを出すためです。
これだけ吹けば多少の傷にはへこたれません・・・
写真1
写真2
吹いていきます。
このような少ない量を調色するには汎用ポリカップが便利です。(写真1)
写真3
よ〜くチリ払いをして(写真3)
写真4
写真5
イイね〜
イイ艶が出てきたぞ!!
これで最終塗装ウレタンクリアー3回吹きまでが終了しました。
あとはじっくり乾燥させて 磨いて終了となります。
完成まであとわずか・・・ -
■バイク タンク塗装 NO.8 2014/1/7
先日ウレタンクリアー3回目を吹き
じっくり乾燥させたので、今日は最終工程の磨き作業を行います。
#2000の耐水ペーパーでブツがある個所を研磨していきます。(写真1)
大きなブツのある場合は、木っ端や消しゴムなどにペーパーを巻いて研磨すると ブツは平らになりやすいです。
写真1
写真2
機械をお持ちでない場合は、ウエスにバフ(コンパウンド)を染み込ませ
ひたすら擦る・・・擦る・・・擦る・・・(^_^;)
完成〜〜〜〜
写真3
写真4
写真5
○○さま
大変お待たせいたしました。
新たに命を吹きかけました!!いかがでしょうか?
春のツーリングシーズンにはこのバイクで走り回れますね!
私もなんだかワクワクしてきました。
ご依頼ありがとうございました。 -
■バイク タンク塗装 NO.9 2014/1/14
お客様からうれしいお便りが届きました。
タンク、無事に届きました。
まだまだ寒いので元気に走れませんが、バイクのシーズンが今から楽しみです。
以前にランタンもそちらにお願いした事があったので、安心して到着を待っておりました。
またお願いするかと思いますので、そのときはまたよろしくお願い致します。 有り難う御座いました!!
お便りありがとうございます。
タンクだけではわかりませんでしたが、完成した写真を見ますと
やっぱりカッコいいですね!
私まで春が待ち遠しいです(笑)
今後も、「おもしろ塗装工房」よろしくお願いいたします。
ご依頼ありがとうございました。