Trivia塗装のまめ知識

 

■ラメ粉の振り掛けかた 

確かにラメ粉って均等にパラパラ巻くのは意外と難しい。
私の場合、ビンのふたについている中蓋に細い鉄串をバーナーで熱し、穴を開けます。
(写真右)こんな感じ・・・

そして商品の下に新聞紙を敷いて、5cmから10cmほど上からパラパラと振りかけます。
意外と均等にパラつかせることができます。
下の新聞に溜まったラメ粉は、まとめて元に戻します。

出る量をもう少し増やしたければ、2個〜3個と穴を増やしていきます。
一度お試しください。

■ウレタン硬化剤について 

ウレタン塗料とは、主液クリヤーと硬化剤を混ぜることによって、化学反応によって硬化する塗料です。
したがって、硬化剤を入れ忘れたりしたら、ウレタン塗料は固まりません。

さてウレタン塗料を硬くさせたいために、硬化剤を多く入れるとより硬度が出るのでしょうか?
それは、間違った解釈です。

通常のウレタン塗料を購入した場合、必ず硬化剤の混合比率が明記されています。
2:1 4:1 5:1 10:1などなどウレタンの種類によってまちまちですが、
硬化剤は多く入れすぎても、少なく入れすぎても本来の硬度が出なくなります。
したがって、2:1の混合比の場合 主液100ml作った場合硬化剤は50ml入れるのが正解です。

しっかりと、確実に計量することをお勧めします。

■失敗しない塗料の吹き方(スプレーガン編)

そうなんです。私も最初の頃はこのまま吹いてもいいのかな?大丈夫かな?なんて心配ばかりして
吹き始めた瞬間「あ”ぁ〜タレた・・・」な〜んてね、よく失敗したもんです(^^ゞ

塗装する前に・・・スプレーガンの塗料噴出し調整・エアー調整・噴出しパターンなどを調整し

新聞や広告に裏

などに
テスト吹きしてみてください。問題があれば調整をしていきます。最初は塗布量を絞りながら調整した方が良いです。
スプレーガンF-100クラスを使用する場合コンプレッサーの元圧約3kg手元のガン圧は
0.8kg〜1.0kgぐらいがベストでしょう。
塗布面からガンの距離は20cm〜30cm離して吹くのが基本。
上から下へ吹いていくのが基本。下側から吹くと上からのホコリが下側に付きやすくなるから。
噴出しパターンは縦にすること。
チリ払いはしっかりすること。
一度吹き始めたら、最後まで一気に吹くこと(時間を掛けると、塗布面が鮫肌になりやすい為)
以上の点に注意して吹けばあなたも納得行く仕上げが可能になるはずです。(^.^)

ウレタン塗料の保存法

余ったウレタン塗料は、小瓶などに入れ冷蔵庫で保存して置くのです。
もしくは、冷凍庫に入れて保存します。一般的2液性のウレタン塗料は5℃以下では反応しにくくなり、硬化速度も極端に遅くなるわけです。2〜3日なら改めて使うことが可能になります。
出来れば中蓋つきのビンで保存した方が良いでしょう。
 

※冷蔵庫に保存する際には、間違えて飲まれてしまわないように、はっきりと明記してください。
特にお子様がいる家庭では避けてください。

■家庭で出来るかんたん焼付塗装

「オーブン電子レンジ」 を使用します。

<焼付工程表>
1.塗装した商品が熱で侵されない素材であるか確認してください。
2.塗装する商品の大きさがオーブン内に入る大きさか、確認してください。
3.オーブンレンジの使用許可を奥様に取ってください。
4.奥様のご機嫌を損ねた場合、即座にオーブンの使用をあきらめてください。
5.上記確認後、弊社販売しているウレタン塗料で塗装します。
4.塗装後常温で10〜20分程シンナーを飛ばします。
5.120℃「余熱あり」でオーブン内部を暖めておきます。
6.塗装した商品をオーブンレンジに入れます。
7. 120℃一定の温度設定で15分 焼いてください。
8.焼付後、自然に熱を冷ましてください。
9.焼付塗装完成!!
 

※電子レンジでは焼付塗装は出来ません。
※あくまでも温度設定が可能な「オーブンレンジ」で行なってください。
※レンジの中がシンナー臭くなりますので、気になる方は避けてください。
※焼付塗装後、オーブンレンジが故障しても、一切責任は負いません。
※焼付塗装後、商品が変形したり・失敗しても一切責任は負いません。
 

<焼付はこんな物に塗装できるのだ!>
ルアースプーン・ZIPPO・車の金属パーツ・リールパーツ・パソコンパーツその他金属パーツ・レンジ内に収まる物、または高温でも変形しない素材であるならOK!

■丸缶からの上手な小分け方法

余った丸缶のフタを外した後、ガムテープを使用するのです。
意外と知られていない小技なので、垂らしながら小分けしている方多いのではないでしょうか?
 

こんな感じで小分けしていくのです、意外と簡単でしょ。説明するより写真を見て試してください。
小分けした後は一分ほど時間を置きガムテープを捨てるだけ!!丸缶の注ぎ口も汚れしらず!!