FAQよくある質問 【ルアー】

私は、クリヤー塗料の中に添加して使います。どういう事かというと透明度のある塗料の中に添加してくださいということです。基本的な添加量は明記されていませんが、3〜5%程度で良いと思います。中には、10%以上添加する方もいますが、出来れば少ない量を、何回か重ね塗りをすることをお勧めします。

塗装後は、トップコート(クリヤー)を2〜3回吹けばOK! しかし蓄光粉は比重が高いため沈殿しやすいです、まめにカクハンしてください。
パール粉を例にとってお話します。パール粉の標準添加量は0.2%〜3%になっています。したがってパールブルー4gをクリヤーに混ぜて作る場合0.2%で3000ccのパールクリヤー塗料が作れるわけです。

上記で説明したトラウトロッドの場合、約70ccで1本吹けますので3000÷70=42.8 1個のビンで約43本分ものトラウトロットが吹けるわけです。とってもお徳でしょ!!
問題は2つあります。
まず、パールや、メタリックが問題です。パール・メタリック・ラメなどの種類には、紫外線やトップコート塗料との相性が悪かったり、パール・メタリックの質が悪い為すぐに酸化し、色がくすんでしまったり、輝きがなくなったりしてしまうものがあるのです。ご注意を!

ゼストが販売するパール・ラメに関しては決して色がくすんだり変色したりする事はありません。 トップコートにも問題がある場合もあります。紫外線などに当てると、すぐに黄ばむ(おうへん/黄変)してしまうクリヤーがあります。トップコートを選ぶ時も(むおうへん無黄変)タイプの塗料を指定してください。購入の際に、塗料販売店に用途を説明し、確認してからの購入をお勧めします。なかには販売店さんでも塗料の事を知らずに販売している場合もありますからご注意くださいね。
ちなみに、ZESTオリジナル塗料はほとんどの塗料が(無黄変)塗料です。クリヤーに関しても、無黄変タイプを使用し小分け販売もいたしております。(ちょっと宣伝!!)
セルロース系の1液塗料を使用したためではないでしょうか、ジャブ付けする際に下地の塗料を侵してしまっているからです。したがって一度下地をコーティングすればよいのです。私はトップコートに2液性のウレタン系クリヤー塗料を使用しています。ジャブ付けではなく吹き付けです。

セルロース系に比べると垂れづらく、下地も侵しにくいです。1回の塗布でも肉持ちがよく硬度も出ます。私は最低2回クリヤーを吹きます。塗装のキモは薄く何回も重ね塗りすることです。 ウレタン系塗料は2液性のため、時間がくれは硬化してしまい多少の無駄はありますが、せっかく綺麗に仕上げたのに、フィニッシュで失敗しては、悲しいですよね。

私は2液性のウレタン塗料をお勧めします。ま・ち・が・い・ない!
ジグの塗装に関してですが、基本的な方法は間違ってはいないと思います。剥がれるとしたら、サフェーサーと鉛の間の密着が悪いのでは・・・ どこの部分から剥がれるのかわからないので、確実なアドバイスは出来ませんがまず鉛の洗浄、オイルや油脂分をしっかりと洗い落とすことそのあとに、出来ればサフェーサーの前に密着剤を吹けばよいと思います。
また上記内容で、私が気になる点ですが、一液ウレタンや2液性のウレタンを 塗る時、1回目から2回目に移る時必ずペーパーで足つけをつけているか?です。#600〜#800でよい ようは、ウレタンの場合つるつるのガラス上から塗装しているようなものなのでガラスの上から塗装してもパラパラ塗料は剥がれてしまうのです。ウレタンの場合はペーパーで表面を傷をつけ、密着させなければいけません。

セルローズと違いウレタンは一旦硬化した場合、ドブ浸けもしくは、吹いたとしても下地のセルローズのように、下地と「なじむ」ということがないのです。なのでウレタンを使用する場合1回目〜2回目〜2回目の間には必ずペーパーをあて、密着させることが重要となります。その他、使用しているうちにポロポロになるという点が気になります。

ちなみに弊社のウレタン塗料では、そんなことはありませんがまず、ペーパーをあてるか密着剤を使用するか、原因を一つ一つ潰していくことが先決です。それでも問題があるようでしたら、弊社のウレタン塗料を使用してみたらいかがでしょう?
(1)工程的に問題はありません。密着剤を吹いた後、ウレタン吹き、乾燥させてからペーパーを当ててください。ウレタンの場合、足付けはつけたほうがよいです。ペーパーは#600〜#1000がよいでしょう。

(2)私の場合一液ウレタンの場合、ドブ浸けよりも吹き付けのほうが意外と塗料を乗せて吹きます。したがって回数的にはドブ浸けと同じぐらい行ないます。

(3)エアブラシで吹くことは可能ですが、希釈が必要です。私の場合エアブラシを使用する場合、弊社一液ウレタンの場合1.5〜2倍程度希釈して吹きます。ドブ浸けより意外と肉も乗ると思います。エアブラシ吹きはお勧めですよ!
アルミ調塗料の仕上がり感は、ルアーのアルミ泊を貼ったような、仕上がりになります。塗料ですので、アルミ箔のように、曲線にしわがよったりすることはありません。ヘアーラインをつけなければ、アルミ箔を張ったものと同じ塗装に仕上がります。この塗料でしたら、辻○さまがイメージしている塗料になるかと思います。扱い方は、若干下地処理が必要、下地の悪さがそのまま出てしまうので細かなペーパーで素材をならす必要があります。

もう一つのページでゼストフィッシングという事業部を運営しています。そちらでも紹介していますので、一度ご賢覧くださいませ。 https://www.zest-fishing.com/p_toryo_scalesilver こちらのほうで、多少はイメージが沸いていただけるのかと思います。ご検討くださいませ。
下記の内容において問題が2点ありそうですね。問題1.セルローズ(ラッカ系)の上からウレタンを塗装することは基本的にはNGです。これは塗装するうえでの基本になりますので、覚えておいたほうが良いでしょう。ラッカは一度乾燥しても溶剤に溶ける性質があります。

ウレタンは一度硬化すると、溶剤に侵されることはありません。○○さまの場合どのような現象が起きているのでしょうか?検証してみましょう。ラッカ(セルローズ)塗装後、ウレタンを塗った時に下のラッカが、ウレタンの溶剤に溶けてしまっているのです。しかし上に塗ったウレタンのみが乾いてしまい、下のラッカが乾かない現象が起きています。

イメージで言うと、鍋に入った冷えたカレー状態です。上の部分は硬く膜が貼っていますが、中は柔らかい状態のこと。ちょっと例えがが悪いかな、ま〜そんなイメージです。私たち塗装用語で「膿んでいる」といいます。したがって何時までたってもジュクジュクしたように乾いているのか、いないのか分からない現象が起きているのです。または、トップが乾いたとしても「クラッキング」ひび割れ現象が起きる場合もあります。

トップのウレタンが乾くときに下地の膿んだラッカを侵してしまい引っ張ってしまうんです。「クラッキング 現象」がそれにあたります。したがってラッカ(弱い)塗料の上にウレタン(強い)塗料を塗るのは基本的にはNGなんです。ウレタン(強い)塗料の上にラッカ(弱い)塗料を塗るには問題ありません。下地をセルローズで行う場合はトップコートまでセルローズで行ってください。下地をウレタンで行う場合は、トップコートもウレタンで行うことが基本です。

そうすれば問題は解決すると思います。個人的にはウレタンをお勧めします。硬度・肉持ち・作業性・黄変どれをとってもウレタンのほうが優れていますから・・・ 問題.2 2液性のウレタンを塗装した場合の温度ですが、特に冬場、気温5℃を下回る場合、極端に乾燥速度が遅くなり、ホコリなどが付着する原因になりやすいです。また本来のウレタンの強度も出ません。したがって塗装する場合、最低でも5℃以上の場所で作業することをお勧めします。

弊社の1液ウレタン・2液性ウレタンは、指触乾燥を早くしてありますので、表面は通常のウレタンよりも早く乾きホコリなどが着きづらい設定にしてあります。それにしても、5℃以下の塗装は避けたいですね。塗装はトータルバランスですので、まずは基本に忠実に行うことが大事です。また、塗料は1年を通じての、癖をはっきりと把握することが、大事です。

トップコートでクラックが起きてしまったから、トップコートが悪いと判断するのではなく下地や、素材、インターバル、温度、湿度に問題がなかったのか?を検証し一つ一つ問題を潰していくことが大事です。私は、いろいろなメーカーの塗料を使ってきましたが、自分が納得した塗料のみを、自信を持って販売しています。基本に忠実な塗装を行えば、最高の塗装が出来るはずです。もし弊社の塗料を使って問題が起きた場合、ご一報ください。

必ず原因があるはずですので、誠心誠意対応させていただきます。
色流れの現象は溶解力の違いからでるのではなく、たっぷり吹きすぎるために起きる現象です。なので、最初の段階で、色止め程度にあっさりと吹くことが基本となります。

一回目をしっかりと乾燥させた後、2回目以降たっぷりとウレタンクリヤーを吹くようにしていただければ色流れすることはありません。また、カラーリングに関してですが、ウレタンでコーティングをするのであれば、ウレタンでのカラーリングがベストです。また、大丈夫な場合、エアブラシで吹くにはどの程度希釈すればよいですか。さらに、塗り重ねる場合は、乾燥期間をどの位取ればよいですか。

2液性ウレタンの場合 10(主液):1(硬化剤):15(薄め液)程度でよいと思います。ウレタン塗料を購入していただいた場合、簡単な取扱説明書が同封されていますので、一読いただければ、基本的な希釈方法・インターバルなどは分かると思います。塗り重ねのインターバルですが、上記工程で行う場合1回目の色止め程度の後は、今の時期(15℃)で24時間以上は乾燥させたいです。

2回目以降も24時間以上しっかりと乾燥させてから、、足付けをしっかりして、クリヤーを吹いてください。本来は1工程ずつしっかりと乾燥させて次の工程に移るのがベストです。2回〜3回クリヤーを吹けば見違えるほど綺麗に仕上がると思います。塗装は温度・湿度・技術・設備等によって変わりますのであくまでも目安としてお考えください。
本来でしたら、弊社のウレタンエナメルでカラーリングした後はディッピングしてもいろ流れすることはありません。可能性として何点か原因が考えられます。

1.硬化剤を入れていない。もしくは、硬化剤の混合比を間違えている 一番良くある勘違いですが、硬化剤の入れる量を多く入れてしまった 多く入れれば、硬くなると勘違いしている方が多いのも事実です。硬化剤は多くても少なくても、本来のウレタンの効果は得られません。

2.よく撹拌していますか?撹拌不足により、硬化剤が混ざり合っていないため、本来のウレタンの効果が得られない。

3.この次期多いのが、乾燥時間です。取扱説明書には確か常温で12時間乾燥と明記してありますが 今の時期、気温が下がり気温5度以下になってしまうと、ウレタン塗料は極端に硬化速度が遅くなります。したがって乾燥不十分のため、色流れしてしまう。塗装後は、出来れば20度ぐらいの場所で、確実に乾燥させることが必要ですね!上記内容に、心当たりがあれば次回より注意して作業してみてください。それでも、色流れするようであれば、また次の対策を考えましょう。お問い合わせありがとうございます。
<回答1>
ウレタンクリヤーは本来今の時期でしたら5日置けば、ほぼ本来の硬度まで達するはずです。2日では、完全硬化していないかもしれませんね。
ただし、硬化剤を多く入れすぎたり、少なく入れたりした場合本来の硬度は得られなくなりますので、注意が必要です。硬化剤を多く入れれば、より硬くなるだろうと勘違いしているお客様も多いようです。硬化剤は確実に適量を混合させることが、大事です。多くても少なくてもNGです。

<硬度 素材について>
ルアーの素材についてですが、例を上げて説明します。極端な例ですが、クリヤーを「豆腐」の上から吹くのと、「石」の上から吹いたのでは完全硬化した後の硬度は違ってきます。つまり、同じコーティング剤を柔らかい素材バルサや木の素材にコーティングする場合とジグのような硬い素材に塗装するのでは違うということです。
バルサなどに塗装する場合最低でも3回は塗装し、希望する硬さまで吹き重ねることをお勧めします。

<回答2>
2液性に関しては上記<1>で述べた内容を確認してください。ご自分に心当たりがあるようでしたら、次回より注意して混合していただければよいと思います。混合比に問題がない場合、5日経っても、イメージしている硬さにならない場合は一液ウレタンを使用したほうがよいかもしれません。2液性のウレタンと一液ウレタンとでは硬度の面では、一液ウレタンのほうが硬度があります。

<回答3> 剥離について説明させていただきます。剥離は単に一液ウレタンだから剥離しやすいとか2液性のウレタンだから剥離しにくいのではなく、下地処理、つまり足付けをしっかりしているか?していないか?によって 剥離強度が変わってくるのです。したがって下地処理がしっかりと行われいなかったり下地塗料とトップコートとの相性が悪い塗料を使えば、「硬さ」・「粘」りに関係なく簡単に剥離してしまいます。

<補足>
剥離というより塗料の割れのことを言いたいのでしたら下記の回答になります。塗料は、柔らかい塗料に比べたら、硬い塗料のほうが割れやすくなります。衝撃による吸収力がない分、割れやすいです。ようはガラス玉を投げているようなものです。柔らかい塗料に関してはその逆が言えるわけです。(吸収力がある分割れづらい)

<回答4> 私でしたら、上記条件の場合、2液性のウレタンを3回〜4回ほどコーティングして使用します。塗幕具合によっては、4回以上行うかもしれません。 ともかく、岩や石に、ガンガンぶつけるのですから、硬い塗料・柔らかい塗料に関係なく、傷が着いてしまうことは回避できません。臭いが気になるようでしたら一液ウレタンのドブ付けをお勧めします。塗装には答えはありません。ご自分のスタイルに合った塗装することが一番です。

また私の回答が、すべてでもありません。まずは塗料の癖を知り、基本工程を忠実に行ってください。その後は自分なりにアレンジした塗装を行っていくことが一番良い方法かと思います。以上がコーティングに関する回答になります。少しでも参考になれば、幸いです。お問い合わせありがとうございます。
クラッキングに関してですが、原因は下地のラッカーとトップコートのウレタン塗料の相性にあります。以前からHPなどでご説明しておりますが、ラッカの上からウレタンを塗装することは基本的にNGなのです。ラッカの上からウレタンを吹いた場合、どんな症状が起きているのかを説明します。

ウレタン塗料は基本的に硬化剤を混ぜて化学反応で強制的に硬化させる塗料です。
ラッカ塗料は空気と反応して乾燥させる湿気型と言われています。

さて、ラッカの上からウレタン塗装を施した場合どのような現象が起きているのか?

ラッカの上からウレタン塗装した場合、ウレタン塗膜は強制的に乾きます。しかし下のラッカ部分はウレタン塗料に含まれる溶剤によってラッカが溶けている、しかし上にウレタン塗膜があるため、空気と触れることができず、乾いていない症状が起きています。
要は膿んでいる現象が1回目で起きています。
上膜に強制的に乾燥したウレタン塗膜があり、下膜ラッカ塗料は 硬化できていない症状が起きているということです。

例を上げると、「かさぶたの状態」表面は乾いているがかさぶたを剥がすと膿が出ている状態。
もしくは牛乳を沸騰させて冷やしたときにできる現象(表面は薄い膜ができ下は液体)のようになっています。

※一回目の塗装で表面の塗膜は乾いているので、乾燥した(綺麗に吹けた!)と勘違いしています。

その状態から2回目のウレタンクリヤーを吹くと乾燥していないラッカ部分が強制的に ウレタンに引っ張られるためしわが寄ったり、クラックが起きたりするのです。今までの経験では、特に下地のラッカをたっぷり吹いた部分だけにクラックが起きています。ラッカカラーの塗膜厚によっても、クラック(しわ)が起きたり起 きなかったりするので、原因が分かりづらいですよね!
「いつもと同じ工程をしたのに前回は良くて、今回はNG?」なんて意見が多いのも上記内容が原因だからです。

さ〜原因が分かったところでどうしたら解決できるのか?


<結論> ラッカ塗料が悪いのではない。ウレタン塗料が悪いのでもない。ラッカ塗料とウレタン塗料の相性が悪いだけです。塗装方法を変えれば解決できます。

<解決方法>
1.下地をラッカで行った場合はトップコートもラッカ系(セルローズ)でトップコートを行う。
2.トップコートをウレタンにこだわりたいのでしたら下地からウレタンに変更する。
3.どうしてもカラーリングでラッカを使いたい場合、できる限りカラーリングは 薄く吹くように心掛ける。一回目のウレタンクリヤーはディッピングではなく、薄く吹くように心掛ける 2回目のウレタンクリヤーも、薄く吹く。じっくり乾燥させてその後はウレタンクリヤー吹き重ねるもよし ディッピングして厚塗りするもよし。どちらにしてもNO3は本来の塗装方法ではないので、あまり参考にしないほうがよいです。お問い合わせありがとうございます。
お問い合わせありがとうございます。弊社で明記している、「UV防止剤」とは、紫外線によってクリヤー塗料が黄変しづらい、塗料のことを意味しています。紫外線によってクリヤー塗料が,黄色く変色するのを防ぐという意味です。
反射を吸収するという意味ではありませんので、アワビ張り・蛍光色はバッチリ反射しますのでご安心ください。
ハイ大丈夫です。最初のディッピングの場合はできましたら一液ウレタンに20%〜30%程度希釈した一液ウレタンにディッピングすればOKです。 20秒程度じっくり染込ませてから、引き出してください。もちろんエアブラシで吹いてもかまいません。
ディッピングの場合気泡がでることがありますので、極力温度変化のないところで乾燥させることが肝となります。気泡が出てしまった場合は、乾燥後しっかりと研磨をすることが肝となります。最近私が行う工程です。参考にしてみてください。

<工程>
1:一液ウレタン→ディッピング乾燥後→320#前後のペーパーで研磨→ディッピング→ペーパー 3回程度行うとよいでしょう。
2:ウレタンエナメルカラーリング
3:一液ウレタンの場合はディッピングでもOKもしくは2液性ウレタンの場合は吹きつけ 簡単ではありますが以上の工程になります。
最後にディッピングや吹き付けを2回〜3回行えば完璧です。
ここでの肝は一液ウレタンにディッピングした後のペーパー掛けです。
あっさりではなく、下地が出るぐらいまで研磨することです。
一度お試しください。
購入される前に、ルアー塗料に関してアドバイスさせていただきます。

まず、「ラッカ系塗料がウレタンと反応して黄変してしまう」とありますが○○さまの塗料認識が少々違っているようですのでご説明させていただきます。ラッカ系の塗料は元々無黄変塗料が少ないため黄変しやすくなっています。
トップコートでいくら無黄変塗料を使用したとしても ラッカ系塗料を使い続ける以上、 トップコートではなく下地のラッカが黄変してしまいます。
「無黄変」とは基本的には、紫外線を通さないのではなく、塗料自体が黄変しないという意味です。したがって下地に黄変するラッカ塗料を使っていれば、無黄変クリヤーを使用したとしても紫外線を通し下地のラッカ塗料が黄変してしまうということになります。

特に下地に薄い色「ラッカホワイト」などを使用していれば、すぐに黄変してしまうでしょう。なので、弊社の無黄変塗料を使用したとしても、必ず黄変はしてしまうはずです。あくまでもトップコートが悪いのではなく、下地のラッカが黄変してしまうということです。さてどうすれば良いのか?下地のラッカを無黄変タイプのウレタン塗料に変更することが黄変対策への一番の近道だと考えます。

他のルアーメーカーさんは、ほとんど無黄変タイプのウレタンを使用してます。作業性についてもコメントいただきましたが弊社の新一液ウレタンは乾燥が非常に遅いです。したがって、作業性を重視するビルダーの方には向かない塗料です。下地を無黄変タイプのウレタンエナメル塗料を使用し、トップコートは通常の旧タイプを使用すればまず黄変で気なることはないでしょう。旧タイプは無黄変タイプではありませんが、「難黄変タイプ」黄変しづらい塗料です。個人的にもルアーを塗装しています。

下地に(無黄変)ウレタンホワイトを吹いてトップコートに旧一液ウレタンを塗装していますが、黄変で気になることはほとんどありません。というわけで、今回の注文していただいた塗料はどうやらお客様の希望している塗料ではないようなので一旦キャンセルしていただき改めて、じっくり検討して購入していただいたほうが無難かと思います。「試しに使ってみる」ということであれば、試してみるのも良いでしょう。しかし黄変対策目的でしたらお勧めできません。

今一度ご検討くださいませ。
新一液ウレタンについてですが、乾燥が遅いのは確かですが通常遅くとも24時間経てば指触乾燥はしているはずです。
2日経っても表面が乾燥しないのは、何かに原因がありそうです。
原因を追究していきますので、お手数ですが詳細な工程を教えてください。

1.塗っているものは何? ルアーや家具など
2.素材は?木質・プラグなど
3.下地からの工程表を詳細に教えてください 塗料名と各工程のインターバルも出来る限り詳細に教えてください。
4.一液ウレタンをどのようにしようしたのか? 希釈や、塗装したときの気温や湿度・塗装設備なども出来れば詳細に教えてください。必ず原因を追究していきましょう。

後日お客様より・・・
乾燥までに24時間ですか!
塗っているもの 「ルアー」
素材 「ウッド」

<塗装工程> 
1.「ウッドを旋盤にて削り・セルロース(約3倍薄めた物)にデッピング3回 一日乾燥後
2.エアーブラシにて1液性ウレタン(約2倍薄めた物)吹き付け・乾燥2日
3.表面に指紋が付く位の乾燥状態
塗料名 「セルロース以外はゼスト製品・薄め液は夏用」
塗装した時の状況「気温・湿度は分かりませんが気になる様な特別な状況ではなかったです」
近々もう一度塗装してみますがそれでも乾燥しない様なら「旧タイプ」を注文します。

○○さま 原因分かりました!!下地のセルローズです。最終ウレタン塗装を塗るのに下地をセルローズで行うのはNGです。クラックやひび割れ、乾燥不良や膿んだりします。ラッカ系塗料とウレタン塗料の相性が悪いのです。

どちらの塗料が良い・悪いのではなく塗料の相性が悪いのです。皆さんがよくやる失敗する工程ですね!

本ページのNO.8の質問が○○さまの質問内容と同じになります。一読くださいませ。したがって、今後旧タイプを使ったとしても、下地にセルローズを使用していれば 乾燥不良やシワなどが起こることになるでしょう。なので、下地をセルローズで行う場合は下地からトップまですべて「セルローズ」で行ってください。
もしくは下地からトップコートまで「ウレタン」で行うことをお勧めします。今一度Q&Aを一読くださいませ。

<後日>
有難うございます。ただ今まで旧タイプを1L分使用しましたが問題はなかったんですが相性が悪い事は以前お聞きしましたので納得です。旧タイプで問題なかったのは、ただ単に旧タイプの乾燥が速いのでたまたま膿む前に乾燥してしまっているから症状が出なかっただけです。条件によっては速乾タイプを使用しても今後同じ症状になることは十分に考えられます。
乾燥の遅い冬場では・・・特に症状が出るかも・・・本来の使い方ではないので、工程的にはお勧めは出来ません。ご自分の趣味の範囲で遊んでいる分には、かまいませんが・・・ 販売目的で行っている工程でしたら、避けたほうが良いかもしれませんね!

<後日> 乾燥が早いから症状が出にくという事です なるほど、納得です 今後はセルロースをウレタンに変えていきたいと思います 有難うございました。
A1.気泡についてですが、上記の内容を読む限りでは原因は分かりません。必ず、何か必ず原因があるはずですので一緒に原因究明していきましょう!さて、まず塗装している素材?や塗装方について教えてください。

<質問>
1.塗装しているものは何? 硬質プラスチック・ジグ・ウッドルアーなど・・・
2.どこで使用している?海・川・湖など
3.塗装工程を詳細に教えてください。塗料名・希釈・混合比・インターバル・設備など下地からトップコートまでを詳細に教えてください。
4.ブツブツの写真を数枚添付していただけますか?
以上の回答よろしくお願いいたします。

Q2.それとサンディングあとのルアーについた粉はどの様に取られていますか?
A2.私はエアーで払ってから塗装に掛かります。

Q3. あと今回購入したウレタンクリヤーを汎用ビンにいれて保存できますか?
A3.購入したウレタンクリヤーは、購入されたビン・缶でそのまま保存すればよいです。詰め替える必要はありません。一度B液(硬化剤)を混合させてしまったウレタン塗料に関しては保存は無理です。
硬化剤を混ぜた時点から化学反応により硬化が始まりますので、持って1〜2日でしょう。ただし、硬化剤を混ぜたウレタンクリヤーをビンに詰め冷蔵庫に保存すれば3〜4日は持つときはありますが出来れば翌日使い切るようにしたほうが良いでしょう。

2液性ウレタン塗料の基本は「使う分だけ作る!」です。 お問い合わせありがとうございます。
Q1. まず一つ目、ホログラムシートを貼った後に密着剤を二回吹きかけ、その上からジグ専用一液ウレタン+薄め液+キャンディカラー (1:2:0.5)に調合したものを吹きかけました。
そして24h空けて1000番のペーパーで足付けしたところ、ホログラムシートが少し剥がれてしまいました。
これを回避するには、一液ウレタンをもう少し濃くしてやや厚塗りした方が良いのでしょうか?それとも一回目は足付け必要ないでしょうか?


A1.
塗装の工程自体問題はありませんが、ホログラムシートとジグとの密着がしっかりとされていないために起こる現象かと思います。
たとえば、ホログラムシートが溶剤に弱いタイプかもしれませんね。
安物のシートは特に溶剤に弱いので塗装した後に隅のほうがめくれあがってくる現象はよく起こります。

そうした中で多少は回避できる塗装方法はありますのでご紹介します。
特に寒い時期に起こりやすいのですが、乾燥が遅くなるために塗料に含まれる溶剤がシートを侵してしまうということです。
なので単純に乾燥を早くしてあげることを心がけてください。
たとえば・・・
1.ジグ自体を人肌程度に暖めた後に吹く。
2.吹いた後にすぐに乾燥室に入れる。
3.溶剤の希釈を 1:0.5:0.5程度に少なくする。
肉厚があるために乾燥が遅れると言う意味です。
4.今の時期は遅乾タイプでは作業性が悪いかと・・・個人的には今の時期でしたら、速乾タイプをお勧めします。遅乾タイプの場合、翌日のペーパーあては無理だったと思いますが・・・
5.今の時期 24hなら一回目の足付けは必要はありません。

以上が挙げられます。
Q2.
二つ目ですが、24h空けて足付けしたジグをディッピングしたところ色が流れてしまいました。
これは乾燥不足でしょうか??もう少し時間を空けるべきだったでしょうか?
それとも二回目もエアブラシで希釈したものを吹きかけるべきだったでしょうか?
なお、ジグ専用一液ウレタンは遅乾タイプを使用させていただいています。
部屋の温度は恐らく10℃以下かと・・・

A2. キャンディーカラーを多く入れると(50%に近い混合比)早い時間でディッピングすると色流れする可能性はあります。
本来であるなら、もう少し乾燥時間を長くすることをお勧めしますが、時間がないような時は一度、一液ウレタンを薄く吹く吹けばそのような現象はなくなるかと思います。 ディッピングではなく吹きつけです。
特に今の時期は乾燥が遅くなっている上からの追っかけ作業となると上記現象(乾燥不良)が起こりやすくなるということです。
なので、一度の工程後は確実に乾燥させるか、もしくは吹くものの温度を少々上げるかディッピングではなく吹きつけで行えば回避できるのかと思います。

どちらにせよ、今の寒い時期に起こる典型的な現象なので、乾燥を早くさせるにはどうしたらよいかを考えて作業してみてください。
それでNGなら、ホログラムシートを変えるしかないかと思います。
できる限り塗料や塗装でできる対策をしてそれでもNGでしたら次を考えましょう。

あくまでも私自身の経験を元にお話させていただいております。
私の意見がすべて正しいわけではありませんので参考程度でお考えいただければ幸いです。
塗装機器や塗料選びのYouTubeをアップいたしました。
是非参考になさってください。

  • 機器の選び方の基本

  • 簡単なジグの塗装について

  • エアブラシの洗浄について