REPAINTシステム家具のリペイント
おもしろ塗装工房は各種製品のリペイント・再塗装を承ります。お申込みはこちらから
※電話でのリペイント見積もり依頼は、受け付けておりません。
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2013.09.18 Wednesday
お客様から、システム家具一式のリペイント依頼です。
下記のような立派な木質の家具を白のエナメル(塗りつぶし)カラーでお願いします。
との依頼です。
写真1
何だか塗装しちゃうのがもったいない気もしますが・・・
お客さまの要望です。
どのように変わるか楽しみですね!
弊社で販売している塗料を使ってご紹介していきたいと思います。
今日からリペイントスタートです -
2013.09.19 Thursday
各パーツを分解して送っていただいたので 作業はしやすいです。
写真1
写真2
18mmのマスキングテープと新聞紙を使って塗ってはいけない部分の
マスキングです。
前面部分を残して行っています。
こんな感じ写真3
写真3
杢の傷や擦り傷等をペーパーを当てることによって細かな傷を研磨してしまいます。
まずは下地処理は終わりました。 -
2013.09.24 Tuesday
今日は、下地のワイピング作業です。
写真1
このまま下地のサフェーサーを吹くと、目ハジキ起こす可能性があるため
木の導管を埋めるための作業(ワイピング)を刷毛で塗っていきます。
本来であるなら、着色と導管を埋めるための役目のワイピングですが
今回は、最終的に塗りつぶしのカラーを塗装するため、導管を埋めるためだけの
意味である作業になります。
写真2
写真2
円を描きながら、ウエスでふき取っていきます。
写真2
写真3
このようになれば、次の作業で吹くサフェーサーを吹いた後
塗料の目痩せが少なくなり、目ハジキもなくなり綺麗な仕上がりになるのです。
イイ感じです。 -
2013.09.25 Wednesday
今日は家具用サフェーサー吹きを行いたいと思います。
4:1:1の混合比です。
主液800ml:硬化剤200ml:薄め液夏用200ml
合計1200mlの混合比で作りました。
まずは裏側から吹いていきます。
写真1
写真2
写真3
写真3
通常ではスプレーガンF110−GT1.3口径のカ重力式スプレーガンでよいでしょう。
吹き方としては、吹きムラやメハジキが無いようにたっぷり吹くこと。
垂れる寸前まで吹くことがポイントです。
写真4
写真5
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2013.09.26 Thursday
昨日は木工用白サフェーサーを吹いたので
今日は研磨からスタートです。
写真忘れました・・・
ミニサンダーに#320布ペーパーを取り付けて塗膜の凸凹を平らにしていきます。
全体に研磨が終わったところで
今日はウレタンサンディングを吹きたい思います。
ウレタンサンディングは2:1:1〜2
今回は主液800ml硬化剤400ml:薄め液夏用400ml
合計量1600ml作り吹いていきます。
スプレーガンは:重力式明治F110−GT1.3口径がベスト
写真は圧送式スプレーガンの1.3口径を使用しています。
写真1
写真2
引き出しの取っ手の部分もしっかりと塗料を吹きかけます。
写真3
裏板もウレタンサンディングを吹いていきます。
写真4
棚板も同様裏表吹いていきます。
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2013.09.30 Monday
じっくりウレタンサンディングを乾燥させました。
今日は研磨を行います。
写真1
写真2
凸凹を平らにすると後に行うウレタンカラーやウレタンフラットの仕上がりが
ビシッと綺麗に仕上がるからです。
ベルトサンダーは一般の方はないので、ミニサンダーをお使いください。
#400でOKです。
写真3
写真4
BOXの内側はベルトは当たらないので、ミニサンダーで研磨していきます。
写真5
この作業を平らにできなかったり、目痩せを残していると、後の仕上がりに影響が出ますので
確実に丁寧に行います。
今回の最重要工程と言えるでしょう。
よ〜し。これで下地作業はすべて終了しました。 -
2013.10.02 Wednesday
今日は調色を行いたいと思います。
写真1
若干のイエローとブラックをちょっと混ぜ込んで
色を合わせていきます。
写真1
ピッタリ合わせることが出来ました。
職人の勘ということで、色目を見ると何と何の色が入っているのかが
おおよそわかります。
なので意外と短時間で調色することができるのです。
素人の皆さんは、調色をするときに、何色がはいいているのかがわからず、
色々な色混ぜているうちに、まったく違う色になって
ぐちゃぐちゃになっちゃうことがよくあるそうですね!
私も昔は、調色に失敗して塗料を廃棄したもんです。
自慢ではありませんが、一番最高に破棄した時は、一斗缶をダメにしたことがありました
お恥ずかしい話ですが、涙ちょちょ切れる思いをたくさんしたから
今があるんですね!
少々横道にそれてしまいました。
余談はさておき・・・ウレタンカラー吹きに取り掛かります。
ウレタン塗料は 10(主液):1(硬化剤):7(夏用薄め液)の混合比で吹いていきます。
今回はたっぷり目に吹きたかったので主液2000ml程作りました。
使用スプレーガンですが、私は業務用のF110-P1.3口径(圧送用)を使用していますが
一般の方は、明治FーZERO Type T もしくはF110−GT1.3口径でよいと思います。
写真2
写真3
写真4
写真5
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2013.10.10 Thursday
先日10/4ウレタンフラットの7分消しを棚板の裏側を塗装し乾燥させていました。
今日は、最終工程であるウレタンフラット 7分消し(表側)を吹きたいと思います。
裏表合わせて 主液2キロ使用しました。
4(主液):1(硬化剤):3(薄め液夏用)
ということは 主液2000ml:硬化剤500ml:薄め液1500ml(夏用)
合計 4000ml
作りました。
使用スプレーガン:F110ーP1.0口径(圧送式)を使用しましたが、一般の方は
F110−GT1.3口径でよいでしょう。
今回はダイヤフラムポンプという機械で吹いているので
ホースや機械に残る塗料を考慮したので、残りは1Lぐらい余りました。
少々塗料を無駄にしてしまいましたね!
裏板もたっぷり、上から下へ
180度回転させ また上から下へ 吹いていきます。
扉の表側
引き出し
BOXの場合は、まず吹きずらい、内側から吹いていきます。
その後側をぐるぐる吹いていきます。
一面一面確実に垂れない程度にたっぷりと吹くのがコツ!!
なので、吹いているときは吹き面と目の高さを合わせて、光の加減で塗料の乗り具合を目で追いながら吹いています。
このかなではBOXが一番難しいですね!
棚板の表側も吹きました。
マスキングを取り外し
引き出しを入れ込み 完成〜〜
イイ感じに仕上がりました。
棚板多数
すべてリペイント完成しました。
〇〇さま
大変お待たせいたしました。
システム家具リペイント完成しました。
これでまた違った雰囲気の部屋になりそうですね!
ご依頼ありがとうございました。