REPAINTテーブルのリペイント
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2012.07.24 Tuesday
今日からテーブルのリペイントです。
古くなったテーブルを再生して欲しいとのこと
随所に傷や、塗料剥がれが目立ちます。
写真1・2
写真1
写真2
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2012.07.25 Wednesday
まずは、トップコートを研磨していきたいのですが、
削ってしまうと元のカラーがわからないので
見本のテーブルに合わせた手板を作ります。 -
2012.07.26 Thursday
手板を作ったので
今日は、トップコートを研磨していきます。
写真1
#180
古い塗料は意外と剥がしにくく、塗料がペーパーに絡み付いてきます。
(写真1)
半分づつ研磨していきます。
まずは木地まで研磨できた状態(写真1)
このテーブルは無垢材なので何度も再生できるからイイね!
続いて半分同じように研磨して、その後木地調整を#320で行います。
写真2
最後に#400木地調整です。
小口に凹みがあるので機械では研磨できず、すべてハンドで研磨していきます。
ここまでの作業で職人さん、既にヘトヘト・・・
丸一日掛かりました。 -
2012.07.30 Monday
今日は、ワイピング(着色)作業です。
ワイピング(ダークブラウン色)を刷毛にたっぷり染み込ませ
木目に染み込ませるように塗っていきます。
写真1
今回は半分づつ塗り分けていきます。
写真1
スピーデーに塗ったあと
ウエスで素早く塗料(ワインピング)拭き取って行きます。
その時に注意したいのは、木目の中にワイピングをすり込んでいくイメージで
拭き取って行きます。
わかります?
しっかりと拭き取ったら
反対側を同じように刷毛でワイピングを塗っていきます。
写真2
写真2
するとダークブラウンのように濃い目のカラーに着色されているのがわかります。
数時間ほど乾燥させると
粉が吹いたように白っぽく変化します。
これが乾燥した合図。
乾燥したら ウレタンサンディングを吹いていきます。写真3
写真3
ウレタンサンディング
2(主液):1(硬化剤):1.5(薄め液夏用)の混合比で吹いていきます。
使用スプレーガン:明治F110ーGT1.3口径(チューリップ式)です。
このガンは、大きめのものや車などを吹くのに便利なスプレーガンです。
サンディングは今回は主液400ml作っていきました。
主液400mlということは 2:1:1.5の配合なので
400ml(主液):200ml(硬化剤):300ml(うすめ液夏用)
での割合になるため合計量 900ml作ったことになります。
吹き終わった時点で今回は200mlぐらい余っちゃいました。
ここで注意したいのは、木目の導管にしっかりとワイピングが入っていないと
ピンホールが起きやすくなるため、しっかりとワイピングで導管にワイピングを染み込ませること。
そして、導管にウレタンサンディングを染み込ませるように、たっぷりとゆっくり手を動かして
吹いていきます。
この時のガンの位置はテーブルから約7cmほど離して吹いています。
写真3参照
イイね〜いい感じですぞ! -
2012.08.02 Thursday
今日は、ウレタンサンディング2回目吹です。
前回はどちらかというと、導管(木目)に塗料を押し込んで行くイメージ吹きましたが
今日は少々薄めの混合比にして吹き肌や、仕上がりがキレイになるように意識して吹いていきます。
写真1
写真1
こんな感じまでサンディングを載せてください。
吹いたばかりは意外とふき肌が悪いですがしばらく経つと馴染んできます。
参考までに・・・ -
2012.08.06 Monday
先週じっくりウレタンサンディングを乾燥させたので
今日は仕上の前の研磨作業です。
写真1
前回ウレタンサンディングを吹いた時に凸凹なっていましたよね!
それをベルトサンダーで平らにしていくのです。
またこの工程は、仕上げの密着をよくするための作業でもあります。
#600で研磨しています。
写真2
この時に注意しなくてはいけない事は、下地の木地まで研磨しないこと・・・
下地まで研磨してしうことを業界用語で「アンコ」という。
サンディングの表面のみを研磨するイメージです。
わかるかな〜
この作業が一番仕上に影響し、神経を使う作業になります。
研ぎすぎず、研がなすぎず、が難しいです。
写真3
アンコを出さないように・・・丁寧に作業していきます。
写真4
いいぞ〜 -
2012.08.08 Wednesday
今日は、最終段階のカラーリングです。
写真1
ウレタンフラットに4(主液):1(硬化剤):4(薄め液夏用)
染料の茶・ブラック・グリーンを混ぜて同じ色になるように調色して行きます。
この色の入れ加減は、長年の感とでも言うのでしょうか?
口頭ではうまく説明できませんが
まずテーブルの木地自体が少々赤みを帯びていたので
赤みを抑えるために染料グリーン・ブラックを少々入れて赤みを消しています。
写真2
いい感じだぞ!